言語学習は恋に落ちるようなもの

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最近私は日本・カナダ商工会議所のメンバー30人の前で、日本語で短い話をする機会がありました。私は、ほとんどがそれぞれのビジネスに従事し、最近カナダへやって来た日本人移民で構成されているこの商工会の取締役を担っています。日本語で次のようなことを話しました。

言語の学習は恋に落ちるようなものです。実際に、言語に恋をしなければなりません。対象となる言語と恋をするということです。言語と恋愛関係を築く必要があります。その言語に操を立てる必要はありません。言語と恋に落ち、浮気をし、一定の期間後に他の言語に心変わりをしてもいいのです。しかし、ひとつの言語を学んでいる間はその言語と恋をする必要があります。そうすると、勉強している間その言語に一途でいれば、より速く習得することができるでしょう。

恋をしているときと全く同じように、恋の対象にはできるだけ多くの時間を費やす必要があります。その言葉を聞き、思いを理解したいと感じるでしょう。もっと知りたい、その言語が何かを表現するために使う単語やフレーズをより多く知りたい、そう感じてくるはずです。どこにいてもその言語のことを考えます。恋の対象をより注意深く観察するようになります。小さなことに気付くようになり、その特定の行動パターンにも慣れてきます。息をする。その声が聞こえる。それを感じる。その言語を、だんだん自然と知っていくのです。

恋愛関係を築いているときと同じく、対象に対して好きになれないところもあるでしょう。好きでない部分は無視します。好きなところだけを考えます。愛する対象に対して疑問は投げかけません。ただ受け入れるのです。何故、などと尋ねません。どうして特定の行動を取るのか、なども尋ねません。その構造の秘密を探ろうとしません。ただただ最高に好意的な見解で一緒にいたいと思うのです。

言語を愛することは片思いの恋愛関係。あなたはその言語を愛します。言語は愛情を返してくれません。しかし有難いことに、あなたやあなたの以前の恋愛関係に嫉妬をすることもありません。時を同じくして他の言語と恋愛関係を進めていても全く気にしません。しかし人間同士でそんなことを行っていると、これには問題が生じますね…..言語はあなたを批判したりしません。あなたがそれを楽しんでいる限り、望むように使うことができます。

あなたとが愛する言語を同じように愛する人に嫉妬をすることもないでしょう。それどころか同じ言語を愛する人には会ってみたくなるものです。言語を愛することは、人を愛することよりもはるかに簡単です。なぜなら言語への愛情はそれ自体が自分への報酬となるからです。言語があなたのことをどう思っているのか、そんなこと気にしませんよね。言語との恋愛関係を楽しみ、見返りは何も求めない。その関係を続けていく限り、その言語をより深く学びより上達していくのみです。

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言語は、愛することなくただ使っているだけでは上達しません。目指しているものが、ただより条件のいい仕事を得るため、またはただテストに合格するためというだけでは上達しません。人間同士でも同じでしょう。単により条件のいい仕事を得るためだけに恋愛関係を築くことができるでしょうか………

これが私の学習法です。言語を学習する際、私は自分の時間の大半をリスニング、リーディング、そして単語やフレーズを積み重ねていくことに費やします。その言語をもっともっと知りたいし、自分なりに楽しみ慣れ親しんでいきたいのです。私の恋愛について、誰からも疑問を唱えられたり説明を受けたりしたくありません。その言語を本当に知るまでは、その言語で話したくありません。そうしてしまうと自分が愛するものの良さを十分に発揮できないことを知っているからです。話したいときに、準備が整ったときにのみ私はその言語を話すことにしています。

私は、いわゆる「サイレントピリオド」法を用いて言語を学習しています。現在はロシア語を1年間ほど学習中です。単純なストーリーからポッドキャスト、トルストイまで多種多様なコンテンツを数多く読んだり聞いたりします。それが大好きなのです。ロシア語はまだ話すことはありません。話そうと思えば話すことはできます。私が学習に使っているのは、人々が望みのままの言語を学ぶことができる言語学習システム、LingQの最新版です。

言語と恋に落ちてみたいと興味を持っている方は、私の他のブログも読み、YouTubeチャンネルを登録して詳しい情報を得てください!

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